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1984年、カワサキのバイクのデザインに触発されて生まれたのが、"ZXシリーズ"である。ランニング性能を革新的に進化させるために、最新鋭のテクノロジーが注ぎ込まれ、当時の最上位モデルとして展開された。1989年に登場した"ZX8000"は、クッション性に優れたEVAをミッドソールに採用、そして球状の衝撃級素材”SOFT CELL(ソフトセル)”を配置。前足部と後足部をつなげる"TORSION BAR(トルション バー)”を導入することで、足のねじれを防止して安定した走行を可能にした。パフォーマンスを求めるランナーたちからの支持はもちろん、快適な履き心地と斬新なスタイルはファッションシーンでも支持を得た。2000年代に入ると、このシリーズはライフスタイルとしての魅力を再発見され、数々のコラボレーションや別注モデルが登場したことで、さらに人気を博すようになっていった。
"ZX 8000"のレトロな雰囲気を高める柔らかなカラーパレットが登場。艶やかなメッシュで構成されたアッパーはアルミナで構成し、その上にはマットな質感を持つスウェードを補強で重ねることで、素材の差異が際立つ仕上がりへ。つま先とライニングはバーガンディ、サイドストライプスとミッドソールのパーツにはイエロー、中央のマッドガードにはネイビーの巧みなブロッキングが光る。さりげなく足元で個性を発揮してくれる一足となっている。