2025.04.05
空手の形を打つ時、正拳突きの形を正確にしようとする余りに、突いた拳の位置、脚の位置、姿勢、引き手の位置にキレ良く素早く手足を移動させその位置で止めようとし、その時には身体全体の筋肉を同時に収縮させ固定します。この時は『力』を使っています。
実はここで大事なのは引き手の位置から拳を突き出した位置まで、また突き出した拳を引き手の位置まで引く『動き』なのです。この『動き』の最中に使っている力では無い身体全体を強調調和させ『動き』を作るエネルギーを『勁力』と呼びます。
この勁力は、例えば雑巾を絞る時や階段の昇り降り等普段意識しないところで自然に使っているのですが、いざ意識して『勁力』を使おうとすると、なかなか出来ません。
古来より有る剣術、柔術、唐手等は元来この勁力を使っていましたが、今では剣道、柔道、空手道の様にスポーツ化され綺麗さや速さを追求する事に重きをおくようになったことで、本来の『動き』を求めなくなりました。これは考え直す必要があると思います。
別府直心会ではこの『勁力』を身体の中を自在に動かして技を作る様な練習を重ねたいと思っています。また、この勁力を自在に使えれば自分自身に自信がついて活発な生活を送る事が出来るようになるのです。
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